松浦市議会 > 2022-03-01 >
令和4年3月定例会(第4号) 本文
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令和4年3月定例会(第3号) 名簿
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令和4年3月定例会(第2号) 名簿
令和4年3月定例会(第2号) 名簿
令和4年3月定例会(第3号) 本文
令和4年3月定例会(第5号) 本文
令和4年3月定例会(第5号) 名簿
令和4年3月定例会(第5号) 名簿
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令和4年3月定例会 通告表
令和4年3月定例会 処理結果
令和4年3月定例会 処理結果
令和4年3月定例会 会期日程表
令和4年3月定例会(第4号) 名簿
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令和4年3月定例会 目次
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  1. 松浦市議会 2022-03-01
    令和4年3月定例会(第5号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(谷口一星君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第5号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、9番・宮本議員の登壇を願います。  (宮本議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 9番(宮本啓史君)  おはようございます。  一般質問の最終日ですけれども、気合を入れてという声がありましたので、気合を入れてやります。  2期目の当選、市長おめでとうございます。松浦市発展のために頑張ってください。  早速、一般質問に入りたいと思います。  私は今回、第1番目に、ふるさと納税の重要性と寄付額増大対策についてということを掲げております。  今朝の新聞に「子育て支援策、肝心の財源は」という記事が載っておりました。この3日間、一般質問の中で皆さん言われるのは、新たな財源というか、財源の確保ということがいかに大事かということが我々は身にしみて分かっております。市長もいろいろ市民の皆様から要望が来るのに、どうしても財源というのは必要だと思います。  市政概況でも財政の硬直化と言われて、市長はいかにして──市民の負託に応えるためには財源の確保が大事ではないかと私は思っております。  そこで、令和4年度の松浦市の財政をちょっと読みますと、令和4年度の一般会計予算総額は177億3,900万円、市税が約44億9,300万円。自主財源の内訳は、市民税が約7億9,000万円、固定資産税34億4,400万円、あと、軽自動車税とか、たばこ税とかありますけれども、44億9,300万円。そのうち大きなシェアを占めておるのが固定資産税34億4,400万円。固定資産税収入が大きく占めておるんですね。この固定資産税が減っていきますと、松浦市は財政が大変厳しくなるということを私は考えております。  それで、令和2年度の固定資産税を見てみましたら43億円あるんですね。令和4年度は34億円で、約9億円減っております。これは恐らく減価償却とかで年々減っていきますからね。市長としていかにこの固定資産税を増やすかが市長の課題だと思っているんですね。それと財政の確保ですね。そういった意味から、このふるさと納税をちょっと取り上げてみました。  おかげさまで、このふるさと納税は、今、年間大体10億円ぐらい集まっておりますが、この点について、10年間のふるさと納税の推移をちょっと発表してください。
    3 ◯ 政策企画課長星野真嗣君)  おはようございます。  それでは、過去10年間のふるさと納税寄附額の推移につきまして御報告いたします。  まず、平成24年度163万円、平成25年度221万円、平成26年度3,743万円、平成27年度4億1,203万円、平成28年度7億3,441万円、平成29年度9億5,697万円、平成30年度12億3,626万円、令和元年度9億5,841万円、令和2年度9億5,696万円、令和3年度につきましては、2月末現在で10億7,145万円となっております。  以上でございます。 4 ◯ 9番(宮本啓史君)  今ちょっと発表してもらいましたが、このふるさと納税が伸びた要因を分析しますと、平成24年度と平成25年度は僅か200万円、平成26年度は3,000万円ですがね。伸びた要因は平成27年度にふるさと納税担当者を選任したと。これでいきなり3,000万円から4億円に上ったんですね。それから、平成28年度にふるさと納税推進室を設置したと。担当者の努力もあって7億円になったと。それから9億円といって、大体平均10億円ぐらいになったんですね。  今年の目標は、大体来年度11億円と、こういう目標を掲げておりますけど、私が松浦市の背景を眺めてみますとですね、まあ、これはちょっと後で──それじゃ、ちょっとお尋ねします。  平成28年度から令和2年度の過去5年間で、ふるさと納税寄附額から事業費に充当された金額を教えてください。 5 ◯ 政策企画課長星野真嗣君)  寄附金につきましては、松浦市ふるさとづくり基金条例に示しております、まつうら「しごと」きらり事業、まつうら「ひと」きらり事業、まつうら「まち」きらり事業の3つの事業に係る財源として充当いたしております。  過去5年間でふるさとづくり基金から充当されました金額でございますが、「しごと」きらり事業が10億1,936万円、「ひと」きらり事業が6億2,947万円、「まち」きらり事業が18億8,922万円となっております。 6 ◯ 9番(宮本啓史君)  今の発表によりますと、過去5年間で35億円、ふるさと納税からいろんな事業に充てていると。大きいですね、35億円もですね。  この中で、いろいろ表を頂きました。例えば、政策企画課が15億円使ったと。子育てのほうが7億6,000万円、農林課が2億2,100万円、地域経済活性課が6億4,400万円、教育総務課が2億2,000万円、あらゆる事業に使っております。  私は市民からよく問合せがあるんですけど、ふるさと納税でこれだけお金は集まったけど、何に使ったやと。それはできるだけ情報公開をしていただきたいと思うんですけれども、この点に私はいろいろ疑問があるんですけれども、これを伸ばすために、もっと有効的に使ったらどうかと。また、お金の問題もあるんですけれども。  次に御質問をしますけれども、今のふるさと納税11億円、市長は市政概況報告で、令和4年度は、引き続き地域資源を活用したお礼品の充実を図るとともに、寄附金の使い道を分かりやすく伝えるなど、寄附者の共感が得られるように取り組み、寄附額11億円を目指すことにしておりますと。概況演説で市長は11億円と。少ないんじゃないかと、11億円では。あまりにも目標が少ないんじゃないかと。  それで、私ちょっと調べました。インターネットでいろいろ調べたんですね。都城、我々が視察に行ったときが73億円だったですかね。表を拾いました。平成30年度が95億円、令和元年度が106億円、令和2年度が135億円。それから、静岡県の焼津、これは松浦と変わらんですけど、これが大体、2018年度、我々が視察に行ったときは30億円程度だったんですけど、今60億円。それから、伊万里市は松浦市より少なかったんですけど、平成28年度が13億円、平成29年度は11億円、平成30年度は9億円、元年度は17億円、令和2年度は20億円。鹿児島の枕崎、これは松浦と変わらん港町ですけど、これは平成29年度が5億1,800万円、平成30年度が8億747万円、令和元年度が27億円、一挙に上がっている。これは何だろうという問合せをいろいろしましたら、巣籠もりで、家庭で食べる製品というのを開発したり、いろいろして伸びたそうです。焼津なんかもですね。  松浦は、食材はいっぱいありますけれども、今の11億円という目標は非常に私は少ないんじゃないかと思っておるんですね。そこで、市長は「ともだビジョン」にですね、このビジョンを見ました。稼ぐ市役所づくりと書いてあるんですね。  そこで、私の提案ですけれども、今のふるさと納税推進室、これは私、時々入るんですね、3階に。狭い。市長の意欲が見受けられない。もっと伸ばせと、20億円ぐらい持ってこいというぐらいの意欲が見受けられない。狭い。お客さんの応対する場所もない。そこで、私の提案ですけど、民間のお客さんが情報を入手したり、新商品のアイデア等について応対ができる部屋でもない。現在のふるさと納税推進室では、部屋に入ると黒板も何もないんですよ。グラフが伸びているとか、対前年度とか。そういう一番重要な部署ですね。そういう点について、もっと前向きに考えるという考え方はございませんか、市長。 7 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まず、ふるさと納税の部屋が狭いということであります。  役所の中、限られたスペースの中で活用しているわけでありますが、まず、議員もお入りになって分かると思いますが、ふるさと納税をしていただいた方々の個人情報がございます。住所など、本来機密性をちゃんと保たなければならないような書類がございますので、外部の方がどんどん入ってくるということについては、ここはちゃんと線を引かなければならないのではないかと思っております。  一般のいろんな情報を民間の方が持ってこられた場合への対応、それは、そのような情報があるところと別のところで、ちゃんとお客スペース面談スペースで対応しておりますので、そこは情報の管理という意味で一線を画してやっていくべきだと思っています。  今後これを増やすために、いろんな発送業務だとか、そういったことを職員がやるのではなくて、もっと職員がいろんなアイデアを出して、民間の方々の意見などを聞きながら業務に取り組めるように、来年度からは一部業務の民間委託なども検討いたしているところでございまして、そういった形で多くの皆様方に共感をいただいて寄附いただくわけですから、まずは共感をいただけるようなそういった取組を松浦市としてしっかりやりながら、そして、魅力ある産品を返礼品として提供していく、こういったことも大切だと思っておりますので、いずれもしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。(降壇) 8 ◯ 9番(宮本啓史君)  市長、それは一つのいいアイデアですねという気持ちを持って答えてもらわないと困るんですね。  都城というのは、前も提案しました。都城では市内の140業者とふるさと納税振興協議会を設置しています。これは前も提案しました。そういうことを取り組むとかね。  今、市長が部屋が狭いことをどうとかこうとかおっしゃっていましたけどね、民間に情報がと。違う。平戸なんかに行っても、伊万里なんかに行っても、部屋はちゃんとありますよ。きちっと。私が思うには、民間なら年間3億円も稼ぐ部門にして、市役所職員の花形と言える部門にすべきだと私は思っておるんですね。もっと稼ぐ。市長は、稼ぐ、民間の発想を取り入れてということですから。  この都城市ふるさと納税推進協議会の設置なんかも、民間と一緒につくって市の担当も入っているんですね。  ここで都城の市長の弁は、出荷業者同士で協議会をつくっていただきました。PR活動や社会貢献活動など様々な活動が行われています。この協議会には市と楽天の担当者も加わって、官民一体となって盛り上げていただいております。ふるさと納税は、市の対外的なPR、地場産業の活性化、市の収入の増加、職員の意識改革など一石四鳥の取組を行っていますと書いてある。だから、私が提案しよる問題について、それも参考にしていただきたいということで発言しておるわけです。もう一回どうぞ。 9 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  当然、先進事例を参考にしながらより改善を図っていく、この取組は不断の努力としてやらなければならないと思っております。  市といたしましても、返礼品を提供していただく民間事業者の皆様方と、それと、ポータルサイトを運営する業者も入りまして、その連絡協議会、会議を開いておりました。しかしながら、ここはコロナがあってできなかったところもありましたけれども、引き続きそういった取組をやりながら、また、先進地で取り組まれているそういった有益な取組なども参考にしながら、さらなる寄附を、共感いただけるような取組に努めてまいりたいと思います。(降壇) 10 ◯ 9番(宮本啓史君)  これは大事なことですから、担当者も焼津に出張させたり、枕崎なんか伸びていますから、都城とかね。どういうことでこれが伸びるのか、市の担当者も参考に勉強させたり、研修に行かせたりしてですね。これは私は、松浦のバックヤードの魚市場もあれば、魚市場、年商何百億円という企業もいっぱいあるわけですから、農林水産物もあるわけですから、そういった面について、もっと市長のほうから意欲を見せて、これは11億円じゃ駄目ですよ、20億円ぐらいの目標を掲げてもらわなきゃ。私はそう思いますけど、いかがですか。 11 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  ぜひ御理解いただきたいのは、確かに他の何十億円、先ほどおっしゃったような都城とかに比べると少ないという点はそう思います。  一方で、本市においても、これまで決して努力をしていないということではありませんので、ぜひ御紹介したいと思いますが、今年度はコロナ禍において停滞しているイベント、いろんなイベントができませんでした。そういった予算を活用いたしまして、代替PRとして、全国展開しているファミリーレストラン、すかいらーくでありますけれども、こちらの約2,300店舗のテーブルに松浦市のふるさと納税の市単独の広告媒体を設置していただきました。全国2,300店舗です。  そして、2つのふるさと納税ポータルサイトを増設して、認知度向上に効果的なテレビメディアの活用、先日は松浦魚市場テレビ番組の方に来ていただきまして、旬であるサバ、旬さばのPRをしていただき、確かにそれによって多くのふるさと納税をいただきました。こういった取組にも努めております。こういったものをしっかり取り組みながら、引き続きふるさと納税の拡大に努めてまいりたいと思います。  ただ、ふるさと納税の当初予算計上をするときには、事務費に係る予算の計上が必要であります。その予算の裏づけがまずなければ予算を組めないということについても、ここは御理解をいただきたいと思います。目標11億円というのは、松浦市がその11億円を得るために必要な予算、計上する予算を組んでいると。これは──いや、笑い事じゃないんですよ。実際にその部分はあるんですよ。だから、そういったことを踏まえながら予算は計上しています。  決して11億円いっぱい集めればそれでいいとは思っていないんです。そこは引き続き努力をしていきたいと思いますし、議員御提案のような民間の皆さんのお知恵をいただきながら、そして、先進事例も参考にしながら様々な取組に努め、寄附をしていただける、共感を得られるような取組を続けていきたいと思っています。(降壇) 12 ◯ 9番(宮本啓史君)  「ともだビジョン2022」に書いてあるんですね。自ら稼ぐ市役所づくり、市民の声を市政に反映させる仕組みづくり、市民とプロセスを共有する市役所づくりと、こう書いてある。成果にこだわる事業展開。今いろんなお話がありましたけど、今の10億円を15億円ぐらいに上がった実績ならば私は何も言わんです。よそがコロナの環境によっても伸びておるから言っているんですよ。コロナ禍におかれても伸びておるから言っているんですよ。コロナ禍は全国一緒ですよ。うちだけがコロナじゃないんですから。もっとしっかりやってください。もっと頑張ってください。職員も研修させてですね、よろしくお願いします。  この中で、私は予算の配分を見ますと、後から赤潮問題もしますけど、予算の配分もしますけどね、ふるさと納税の返礼品の7割は水産品なんですよ、松浦は魚介類、水産でもうかっておるんですよ。松浦で魚が揚がった分をふるさと納税の返礼品、7割8割が魚なんですよ。あと、農産物とか商工ですかね。そういった意味では、やっぱり循環型ですかね、そういうふるさと納税推進室の使い方も検討していただきたいと。後でもそういう話はします。  時間がありませんので、次の項目に移ります。  松浦市再生可能エネルギー推進事業、これを取り上げました。これは立派な、こういう計画書があるんですね。(資料を示す)これは何回も私、読ませていただいております。  これは御案内のとおり、玄海原発で松浦市は半径30キロにすっぽり入りました。避難訓練と避難だけで何の交付金もいただいていないということを、数年前に内閣府に行ったときに、再生可能エネルギーを検討してはいかがですかということで、約7,000万円、恐らくソフト事業をいただいて、立派な計画書ができています。この点について御質問します。  この中で市長は、松浦市においても「エネルギーのまちとして、国の動向をしっかりと捉え、再生可能エネルギーのまちとしてまちづくりを進めていく」と断言しているんですね。そして、この中でも、松浦市再生可能エネルギーを、「「よその誰かが取り組むこと」ではなく「自ら取り組むこと」、という理解の促進を図ります」と。「大型の風力発電所のような市民レベルでは取り組むことが難しいものでも、地域で協議し、理解を得た上で地域活性化に寄与する形での導入を目指します」と、こういうことをここに書いてありますね。市長はこれをぜひやりたいということを答弁されておりますね。  そこで、質問ですが、松浦市再生可能エネルギー推進事業推進計画の進捗状況と今後のスケジュールを御説明いただきたいと思います。 13 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  松浦市再生可能エネルギー導入推進計画は昨年の令和3年7月に公開し、以降、計画に掲げている12の戦略プロジェクトを進めてまいりました。  具体的には、今年1月より営農型太陽光発電実証事業を開始いたしました。市内4か所の耕作放棄地を抽出し、うち1か所について営農型太陽光発電実現可能性調査を実施いたしました。  次に、笛吹ダム近隣のため池3か所を調査し、1か所について水上太陽光発電の概略設計を実施いたしました。  市役所駐車場においてソーラーカーポートの概略設計を実施し、また、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの勉強会を開催いたしました。  再エネに関するフリーペーパーを発行したり、あとは風力と太陽光のハイブリッド発電の事業性の検討などを実施しております。  また、今後のスケジュールにつきましては、令和4年度は民間主導で公共施設及びため池への太陽光の導入を進めるための調査を実施する予定でございます。また、営農型太陽光の導入につきましては、民間事業者の導入の支援を予定しております。  以上でございます。 14 ◯ 9番(宮本啓史君)  この中の20ページに、「2030年度までに再生可能エネルギーの設備容量を65MWに拡大する」と書いてあるんですね。この中で、既に松浦市は36メガワット導入されているので、「本計画での取り組みにより約30MWの導入を推進します」と書いてあるんですね。  この30メガワット、25メガワットでもいいですけど、仮に導入した場合の、例えば、この風力発電を導入した場合の経済効果というのはどの程度あるんですか。この中で、いろいろおたくのほうでは、地域を活性化すると、いろいろ収入も入るとか書いてあるんですが、どのくらいの経済効果があると試算しているんですか。 15 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  総事業費90億円で試算いたしますと、固定資産税額として年間1,800万円程度が見込まれると試算しております。  その他、地域への経済効果として、運営維持段階での地域貢献で申し上げますと、3,000万円程度の効果があるのではないかと見込んでおります。 16 ◯ 9番(宮本啓史君)  いろいろこれは一番最後のページに書いてあるんですけどね、今の話はですね。導入計画の18ページに書いてあるんですね。3メガワット大型風力発電を10基建設した場合の総事業費で約90億円。100億円近くが投資になるんですね。これになりますと、大型風力発電の場合、大体笛吹地区を中心として10基、13基というふうに大体イメージが湧くんですけどね。  もともとこの大型風力発電を推進するのは、さっき固定資産税の話もしましたけど、松浦市は財政が非常に厳しい。例えば、平戸は大型が11基建つようになっているんですね。大島、これも10基ぐらい建っているんです。大島だけで年間8,000万円、固定資産税が入る。こういう財政収入があるという見込みの中で、松浦市はエネルギーのまちとして、これをやる場合、ちょっとお尋ねします。  この事業を、例えば、笛吹地区で風力発電をやる場合、ちょっとお尋ねしますけど、どういう方法でやるんですか。民間から出資を募集してやる方式なのか、また、民間主体の入札方式で実施する予定なのか。令和12年度実施といいますと今から8年後ですが、大丈夫なんでしょうかということを懸念するわけ。どうぞ、大丈夫ですか。 17 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  導入に当たりましては、まずは候補エリアの地域及び周辺地域の方々に再生可能エネルギー導入推進計画に掲げる風力発電事業の説明を行い、理解を得られるように努めます。その上で、風力発電事業者の公募を行って事業を実施する予定です。  なお、実施スケジュールにつきましては、地域の理解が得られてから事業化の検討、環境影響評価、建設工事など必要な期間を考慮しますと、少なくとも9年程度は必要になるのではないかと考えております。  以上でございます。 18 ◯ 9番(宮本啓史君)  この間、民間のある会社の人とお話をしたら、この再生可能エネルギーの導入計画について、松浦市はエネルギーのまちとして、九州電力、電源開発もあるわけですが、テレビなんかでも今、再生可能エネルギーがいろいろ放送されているわけですが、まずは市民にとって恩恵を被るような政策をどうされるのか。  例えば、民間の個人の住宅への太陽光の促進に市は援助をするのか、市内の企業が独自で太陽光発電を促進させる場合に、民間の協力をするためにどういう方策をやるのか、我々は分からないんですよ、これを見ても、どういう方針でやるとか。市民に丁寧に説明する必要があると私は思うんですが、この市民の理解を求めるための説明会は順調にいっているんですか。 19 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  説明会についてのお尋ねですが、今年度は松浦市再生可能エネルギー導入推進計画に定める地域説明会については開催しておりません。 20 ◯ 9番(宮本啓史君)  ちょっと市長にお尋ねしますが、仮にですよ、今いろんな問題があっていますね。上志佐を中心にして風力発電反対とかいろいろあっていますけど、例えば、これについて地元の理解を得られない場合には、市長はどういう決意を持ってやられるんですか。 21 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  まず、再生可能エネルギー導入推進計画に定める風力発電事業については、松浦市の場合、地域共存型風力発電事業という位置づけで、計画段階からそのような位置づけで進めてきております。  この計画をつくる委員会の中でも、風力発電に対して、その発電機から800メートルを超えると、そういったいろんなクレームなどが、苦情が少なくなるというような知見も示していただき、ということであれば、まず、風力発電施設から800メートルの範囲内に民家があるようなところは適地として外しましょうというようなことで、そういったことを検討しながらゾーニングをやってきております。その中で4つの候補地があるわけであります。やはりそのようなことを十分まず説明していくと、そして、御理解をいただく取組をしなければならないと考えています。  その上で、まずはそういったことをしっかりやっていく、そのことが必要でありまして、どうしても御理解いただけないということであれば、この計画の趣旨に沿えば、やはり共存型ということが実現できないのではないかと思っているところであります。(降壇) 22 ◯ 9番(宮本啓史君)  僕はちょっと厳しいことを言うようですけど、松浦市の財政からずっと僕は言っているわけですね。固定資産税の収入から企業誘致からやっているわけですね。これは国の事業によって7,000万円というお金も使ってして、反対もあるかもしれないけれども、政治生命をかけて理解を求めるために努力をいたしますだけで僕はいいと思う。僕はそういう答弁が欲しかったんですね。  理解ができないならやめますなんて言ったら、これは駄目だわ、こんなこと言いよったら。一人でも反対がおったら駄目だと言ったら。私はそう思いますよ。理解を求めるために政治生命をかけてやりますというぐらいの決意を持ってやらないと市民はついてこないと、そのくらいの覚悟でやっていただきたいと僕は思っております。終わります。  次に、法知岳の風力発電事業についてを上げました。これと関連しますので。今、法知岳は御案内のとおり、反対の方々のあれで立地が危ぶまれておりますが、そこで、ちょっとお尋ねします。  法知岳の風力発電については反対の声がありますが、お尋ねします。  日本全国で再生可能エネルギーの事業が進んでいますが、松浦市も再生可能エネルギー導入推進計画を策定していますが、ここで参考のためにお聞きしますが、日本全国で風力発電事業により、因果関係で病気をしたり入院したり、そういうことで裁判が行われておるのか、また、牛や豚などの育成に影響が出て、国民から告訴を受けて裁判中の事例があるのか、ちょっと調べてください、お尋ねします。 23 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  議員御指摘の裁判や係争中の事例があるのかということですが、全国的な事例を全て網羅的に確認できておりませんので、そういった事例があるのかどうかの確認はできておりません。 24 ◯ 9番(宮本啓史君)  私も聞き取り調査で言った以上、確認しました。ないそうです。全国ないそうです。それを頭に描いてやってください。
     そこで、市長に対して法知岳の風力発電の問題ね、単刀直入に申し上げますが、市長は池成地区自治会が立地を要請している風力発電については実行すべきと考えているのか、地元の理解が得られなければ実行しないというのか、どっちなのか、自分は実行するために努力するのか、その考え方が私は分からない。ちょっとお尋ねします。 25 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  これまでもお答えしていますとおり、松浦市が民間事業者の事業そのものにその可否を判断する立場にはありません。ただ、松浦市の土地を貸してくださいということで申入れがあっておりまして、民間事業者が法知岳で計画している風力発電事業につきましては、地域や関係者の理解が得られれば、その土地を貸すことはできると、このように考えています。(降壇) 26 ◯ 9番(宮本啓史君)  市長、トップですよ。市長はトップよ。松浦市の市民を背負っておるわけね。民間の事業が進めているんですから民間の人が説得するのが当たり前と、それはそうかもしれない。しかし、違うと思う。自分としてはできるだけ進めたいと。じゃ、民間が何かお願いしますと言ったときに、いや、民間が勝手に同意を求めてくださいと。そんなことではほかの企業も全く来ませんよ。ほかの企業も、どこかからお願いが来たと。いや、民間が説得してくださいと。自分が、この案件については松浦市の発展のために、未来のために必要なのかというのは、自分の考え方の中でトップとして持たにゃいかんと私は思っているんだ。それがトップと僕は思うんです。  そこで、お尋ねします。  松浦市議会は多数決ではありますが、池成地区の風力発電事業について一定の方向づけを示したと私は考えております。松浦市議会の一定の方向づけについては完全に無視されておるような気がするんです。その点、御質問します。 27 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  令和3年3月市議会定例会における請願の採択、これは尊重すべきだと考えております。一方で、採択された請願とは相反する意見が署名という形で市に提出されたことも事実でございます。これも非常に重たいと私は考えております。  請願の対応につきましては、そのような状況を踏まえて慎重に判断をしているところでありまして、やはり議会の意思も尊重するということから、昨年9月には反対をされている地域の代表者の方々にお越しいただき、まずはいろんな御不安をお持ちでありましたので、風力発電事業者からその不安を解消するために説明会を受けてくださいということを申し上げ、いろんな御意見もございましたが、議会としては、議会もこの問題については土地を貸すべきだというような御意見もありますと。そういった意味からもぜひ皆様方にお願いをしたいと、こういったことも申し上げてきているわけでありまして、決して議会の意見を、意思を無視しているわけではございません。(降壇) 28 ◯ 9番(宮本啓史君)  さっき事業説明会については地域経済活性課が担当であり、市長自身も地域にお願いしますと答弁があったんですね。説明会は開催したのですか。なぜ開催しないのですかとの御質問です。開催したんですか。もう何か月もなりますけど、開催したんですか。 29 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  民間事業者が法知岳で計画しております風力発電事業につきましては、まず、事業の実施に向けての地元説明会は事業主体である事業者が行うものと認識しております。  今回、法知岳に計画されております風力発電事業に対し、反対の意思を表示しておられる栢木、横辺田、赤木、笛吹地区につきましては、私も出向きましてお話を──笛吹地区については面談を拒否されましたので、お会いできておりませんが、それ以外の地区については面談をしてお話をしてきたところでございます。(降壇) 30 ◯ 9番(宮本啓史君)  反対があるということは、何でもそうなんですよ、私の過去の経験から言いますとですね。九州電力と電源開発のときも反対と賛成がありましたね。それを説得して建ちました。大きな財政が松浦市に入っております。また、松浦魚市場のエンマキのときも反対と賛成がありました。それを乗り越えてしております。  私はそういうことを考えると、なぜ説明会を開かないのかよく分からない。市民に聞いてもらうのが怖いんでしょうかね。民主主義はそんなもんじゃない。事業者の説明会をちゃんと聞いてもらって、そして、是か非か判断させるようにするのが市の仕事だし、市役所の仕事だと私は思っています。そこら辺はよくかみしめてやっていただきたいと。  私は、次の一般質問で、これはずっと続けますけどね、大事なことですから。終わります。  それから、鷹島海底遺跡について御質問いたします。  昨日の武部周清議員の答弁でもありましたけれども、昨年11月17日、文科省の矢野官房長、参議院の秋野先生の御尽力によって、鷹島海底遺跡で沈没している元寇船のいかりの引揚げに着手するために必要な予算を令和4年度において確実に措置することを要望しますとか、それから、国のプロジェクトとして実施いただくように要望しますとか、水中考古学の専門研究機関を国の独立行政法人として設置するために必要な予算措置として、令和4年度夏までに方針を示し、令和5年度予算において確実に実行することを要望しますと、こういう要望を市長と一緒にしましたね。これは画期的なことですよ。  今まで平成24年から県庁に対して、ただ建ててくれ、建ててくれ、造ってくれという要望だった。これを一歩踏み込んで、政府に対して令和4年頃までに方針を示し、令和5年度予算において確実に措置することを要望しますと要望した。画期的な要望ですよ、予算措置も含んで。  こういうことに対して、昨日、文化財課長が12月に文化庁に行ったということですが、その点についての会話はあったんですか、予算措置については。質問します。その点の会話はあったんですか、行ったときに。 31 ◯ 文化財課長(内野 義君)  専門研究機関を国の独立行政法人として設置という件に関しては協議をしておりません。 32 ◯ 9番(宮本啓史君)  11月17日の市長が行ったときに引き続いて課長は行ったんでしょう。何でこういうとについて、要望について、こういうことの考えはないですかと聞かなかったんですか。私には分かりませんね。  これは画期的なことですよ。鷹島海底遺跡については、これからいかり、元寇船、保存設備、総額70億円ぐらい要ると。そういう予算措置も含めていただきたいということを言っているわけですから。この点について、東京にわざわざ出張したときに、前回の要望についてはどういうお考えですか、実現のめどがあるんですかと聞いてくるぐらいのあれはなかったんですか。なかったんですか、ちょっと質問します。 33 ◯ 文化財課長(内野 義君)  昨日も御答弁いたしましたが、現行制度上での内容の確認ということを行ってまいりました。 34 ◯ 9番(宮本啓史君)  市長、昨日の答弁の中で、世論を盛り上げると。世論を盛り上げるというのは、二つ三つあるわけです。イベントとかなんとかによって世論を盛り上げるのも1つ。だけど、こういう機会に市長と松浦市歴史観光推進協議会と我々特別委員会と知事のところにこれを持って、知事も一緒にこういう予算措置をしてくれとか、民間団体と一緒に国会議員のところに回って新聞に書いてもらう、これも世論の盛り上げです。  そこで、市長にちょっとお尋ねします。  これだけの要望を出したんですから、早速新しい知事も──大石知事ですかね、新しい知事も誕生しましたので、知事に対して改めてこの要望について、国に要望してくれということで行きたいと思うんです。我々は松浦市歴史観光推進協議会の幹部と議会と市長を先頭に行きたいと思うんですが、知事に対して理解を求める、この点に対して市長答弁をお願いします。 35 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  令和3年11月17日に秋野公造参議院議員並びに市議会の有志の皆様と文部科学省の矢野和彦官房長に面会をいたしました。その折に鷹島海底遺跡保存活用に関する要望を行ったところでございます。  その際、松浦市だけではなく世論の喚起が必要ですということで御指摘をいただきましたので、市としても世論喚起のために令和4年度に計画している木製いかりの引揚げ事業をまずは着実に実施したいと思います。そして、多くの方々にこの取組を知っていただきたいと思います。  そして、新たな取組といたしましては、令和2年度に開催した元寇サミットの開催を契機に、令和4年度には新規事業といたしまして、松浦市、対馬市、壱岐市の3市で元寇関連施設を巡るスタンプラリーも計画をいたしております。  引き続き松浦市歴史観光推進協議会などの民間の力もお借りしながら、世論を松浦から盛り上げていきたいと考えています。  今御提案のありました、このたび当選されました大石知事に対する要望につきましては、鷹島海底遺跡に対する取組について内容を御理解いただくよう、要望活動も含め、タイミングを見計らいながら調整をしたいと思いますし、例年5月ぐらいには市議会議長と連名で政策要望を行っております。こういった中でしっかり対応してまいりたいと思っています。(降壇) 36 ◯ 9番(宮本啓史君)  いいですよ、そのいろんな世論はね。だけど、私が言うのは、知事に対して改めて、昨年11月17日に行った要望を持って、知事も一生懸命国に対して要望してくれと。それからもう一つ、市長を先頭に、議会と、また民間と一緒になって国会議員を10名か20名回るとか、そういうこともやっていただきたいということを提案して、次の項目に移ります。  第二水産加工団地の完成と調川町のまちづくりについて。  この点については見通しをですね。令和2年9月から地元漁協への埋立同意交渉が始まったので、現在、令和4年3月ですから、約2年近くなるんですが、いつまでに同意が得られるのか、見通しをお聞きします。 37 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  調川地区におけます新たな加工団地用地造成につきましては、令和2年9月からこれまで地元漁業者や周辺地区長を対象とした説明会や意見交換会を開催し、関係者の皆様に御理解いただけるよう協議を行ってまいりました。  直近では、昨年12月に今福、御厨、青島の3地区で漁業者説明会を開催いたしまして、今年2月にはその説明会の結果や意見等につきまして漁協にお知らせをし、情報の共有を行いました。その中で、今後もこのような協議を継続することで漁協の了解をいただいております。  いつするのかということにつきましては、相手がございまして、やはり御理解をいただかなければ進められないということもございます。先ほどと同じようなことになると御指摘があるかもしれませんが、これにつきましては、やはり丁寧に説明をし、引き続き関係者の御意見を賜りながら、調川港の廃棄物埋立護岸整備事業の県事業採択に向けてしっかり対応していかなければならないと思いますし、これまでの取組で一歩一歩着実に進んできていると思っておりますので、さらにその取組を進め、早期に事業着手できるように努力を重ねてまいりたいと思います。(降壇) 38 ◯ 9番(宮本啓史君)  この問題についても、私もいろんな情報を言います。私も一昨年か、議会としても協力せにゃいかんということで、産経委員長、副委員長でお願いに参ったこともあるんですけど、私が外から眺めてみると、動きが鈍い。鈍い。僕は地元交渉をやったことがあるんです、松浦魚市場のとき。大小松から江口2区、3区、前浜、連日、1日置きぐらいに10か所ぐらい説明したことがある、地元交渉を市と一緒に。相手側の漁民にも聞いた、同意すべきだろうかと。もっと迫力ある同意交渉をやってください。  また次の機会にします。よろしくお願いします。  それからもう一つ、最後に伊万里湾の赤潮問題について上げました。  これも志水議員が質問したので重複すると思いますけれども、この問題についても大変な被害を被っております。これは説明がありましたので。今の赤潮対策については、抜本的な赤潮対策ではないと僕は思っているんですよ。安心して操業できない。今は初期の段階で、防御する対策だと。  そこで、ちょっとお尋ねしますが、この赤潮対策で海底耕うんが非常に有効と今井一郎先生がおっしゃっているんですが、海底耕うんの経費ですね、これは過去5年間で幾らぐらい使ったんですか。海底耕うんの事業費。 39 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  お答えします。  海底耕うんの実施事業費についてなんですけど、平成28年度から令和2年度の5か年連続でこの海底耕うんは実施しておりますが、過去5か年のトータルで約790万円の事業実績となっています。  以上です。 40 ◯ 9番(宮本啓史君)  もう一つ、防除剤でモンモリナイトというかな、ミョウバンとか底質改善剤、この点は過去5年でどのくらい事業費を使っていますか。 41 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  赤潮防除剤である入来モンモリ及び焼ミョウバンですが、これについては平成29年度及び平成30年度の2か年において実績がありまして、約700万円というところで購入実績がございます。  以上です。 42 ◯ 9番(宮本啓史君)  さっきの海底耕うんが790万円だから、5年で割ると大体150万円ぐらい年間使っているのかな。もっと思い切ってできないの、これ。  これの海底耕うんの効力というのは、ここに書いてあるけれども、有効なんて書いてあるんですね。海底耕うんは有効だと書いてあるが、赤潮発生後の粘土散布が海底の生態系に悪影響を及ぼす可能性を指摘、海底に堆積する珪藻類を海底耕うんで掘り起こし、光合成を促進することで赤潮プランクトンを捕食する珪藻類の活動が活発化と。非常に海もよくなると書いてある。これは思い切った予算は使えないの。  僕はさっき言ったごと、ふるさと納税で使ったお金で水産課の予算は非常に少ない。水産で8割方、魚でふるさと納税は利益を被っておるのにね。この5年間で幾ら使ったと思う、ふるさと納税で。こういうのは思い切って、国から制約は受けないんだから、もっと使ったらどう。5年間で水産課の予算が6,100万円、農林課が2億2,100万円、もっと思い切ってこういうことに使ったらどう。  それからもう一つ、ミョウバンとか底質改善剤、これは県や国の補助金はあるんですか、松浦市単独なんですか。 43 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  国や県の補助はございます。  ちょっと紹介しますと、まず、赤潮防除剤の事業費の負担割合についてなんですが、ちなみに平成29年度、これについては県、市、漁協で3分の1ずつ、それと、平成30年度は市が3分の1、漁協が3分の2となっております。  次に、底質改善剤の事業費の負担割合についてですが、これは平成30年度のみですが、市、漁協で2分の1ずつとなっております。  最後に、海底耕うんの事業費の負担割合についてなんですが、現在2つ行われていまして、1つが水産多面的機能発揮対策事業分、これについては国が70%、県、市で15%ずつ、そして、離島漁業再生支援交付金事業分については、国、県、市それぞれで3分の1ずつというふうになっている状況です。  以上です。 44 ◯ 9番(宮本啓史君)  さっき言ったごと、循環型というかな、ふるさと納税でも7割ぐらいは水産物で恩恵を被っておるわけですから、それで生産を生み出すというところには思い切って、国から県から制約を受けんふるさと納税については、やっぱり幾らか増やしてもらいたいと、思い切って増やしてもらいたいと私は思いますね。  それから、こういう赤潮対策について、国の制度がない以上、北海道なんかも赤潮が出ているんですね。昨日のお話では伊万里湾からも出ている、伊万里の奥地からも。漁業者、養殖業者が海を汚したから、養殖業者が負担するのは当然というのもあるかもしれない。しかし、それは違うと私は思う、伊万里湾の奥地から来るのは。伊万里湾の奥地には養殖者はほとんどいないんですから。北海道だっていないんですから。  だから、こういう問題については国も思い切って補助制度をつくるように、漁協長と一緒に農林水産大臣のところに陳情するとか、新たな制度をつくってもらうとか、そういうことを積極的にやってもらいたいと私は思っているんですね。そういう点について、市長、いかがですか。 45 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  この赤潮の問題につきましては、本市のみならず、県内の他の市町においても共通の課題でございます。まずは長崎県市長会等の中で提案をいたしまして、賛同いただいて、国、県へ要望できないか検討してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 46 ◯ 9番(宮本啓史君)  よろしくお願いします。  もう夏も近まってきます。また大きな被害があるか、戦々恐々としておると思います。  先日、志水議員もおっしゃっていましたけど、国土交通省で5か所堆積している汚泥を除去したがいいと指摘を受けた、これは何年か前ね、何十年も前。それも、国土交通省はそういう指摘を受けたのに、国はそういう汚泥の除去制度なんか、経費を負担してくれない。何のために調査をしたのか分からない。そういうことも併せて、国が駄目なら地方自治体から陳情するぐらいの意気込みで市の行政はやっていただきたいということを発言して、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。    (宮本議員 一般質問席 降壇) 47 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって宮本議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時   休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 48 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、13番・鈴立議員の登壇を願います。
     (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 49 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  おはようございます。  この議会は新たな議員さんが誕生されまして、私も含めてこれから議会は進んでいくわけですけれども、1月の選挙におきまして、大変厳しい選挙でございました。今回7期目を務めることとなりましたけれども、今回が一番精神的にも非常に負担がかかった選挙と思っております。  市長におかれましても、私どもと共に選挙を戦いまして、無投票の当選おめでとうございます。  皆様方におわびを申し上げなければいけませんけれども、コロナという感染症に鈴立靖幸選挙事務所、なりました。大変多数の方々に感染をさせてしまいまして、本当に申し訳なく思っております。この場をお借りいたしまして、松浦市民の皆様方にもおわびを申し上げたいと思います。  どこでどのようになったかは分かりませんが、このような失態をすることとなりました。申し訳ないなと思っております。  こういう状況下の中で、病院のほうからオミクロンでよかったなと、病院の先生から電話がございました。鈴立さん、デルタ感染なら、もうこの世の中にあなたはおられませんよという電話がありまして、非常に深刻に考えたところでございます。  このような選挙を勝ち抜きました私でございますので、筋の通った、しっかりした道を歩いていきたいと、筋の通らないのを多数決で決めて、それがまかり通っていくような、そういう議会はあり得ないなと思っております。これから誠実に、限りなく市民に寄り添った議員活動をしていこうと心を決めているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、今回5項目、質問項目を出しております。  最初に、人口減少が止まるところがないということを目にいたしまして、何とかこの人口減少を止める、右上がりにしていかなければいけない。ただ、年数がたつにつれて右下がりにいっているということが現実であるわけですけれども、これについて子育て・こども課、子どもさんたちがなかなか増えない、あるいは流出が止まらないというところに大きな原因があろうかと思いますけれども、そこを担当するそれぞれの担当課の課長さんにお伺いいたしたいと思います。  人口減少について、今どのような対策とお考えを持っておられるかをお聞きしたいと思います。 50 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  これまでの子育て家庭の現状や子育てを支援する環境を踏まえまして、現在、第2期松浦市子ども・子育て支援事業計画を策定し、様々な子育て支援策を講じております。  その主なものとしましては、高校生等までを対象とした医療費助成事業や多子世帯の保育料の軽減策、第2子無償化や副食費の助成制度、そのほか、不妊治療費の助成、ベビー用品の貸出し、それから、高校生までのインフルエンザの予防接種事業の拡大、それから松浦高等学校の支援事業や定住促進住宅の家賃軽減、そういった制度などの経済的負担軽減策に加えまして、子育て世代包括支援センターの設置やおやこ教室、5歳児健診、また、家庭訪問員の育児支援、それから、みんなの子育て広場の設置など相談体制の充実も図っております。  今後も松浦を子どもを育てやすい住みよいまちだというふうに考えていただけるように、子どもの成長に合わせまして様々な事業を展開して、切れ目なく子育てを応援する体制づくりに努めたいというふうに考えております。  以上です。 51 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  働く場の確保ということで、市内事業者への取組について地域経済活性課からお答えいたします。  市内への就職を促す取組といたしまして、中学生、高校生に向けた企業見学会の実施、合同企業説明会の開催を行っております。  また、市内へ就職していただくためには、まずは市内企業の名前を知っていただくこと、また、事業内容を正しく知っていただくことが重要との観点から、市報令和3年5月号から松浦市工業会会員の紹介を行っております。鹿町工業高校、北松農業高校に対しても市報の提供を行っております。  さらに、本年度は松浦市工業会で実施された企業紹介のテレビCM及びホームページ作成事業を支援いたしました。  職場環境づくりを促す対策といたしまして、長崎県職場環境づくりアドバイザー派遣事業など、県の事業や制度の周知にも努めているところでございます。  以上でございます。 52 ◯ 政策企画課長星野真嗣君)  政策企画課の事業でございますが、人口流出抑制と定住促進により地域活性化を図ることを目的といたしまして、現在、新卒者Uターン者を対象とした新生活応援事業、また、若い低所得者世帯を応援する結婚新生活支援事業、あと、住宅取得のための定住促進事業といったものを実施いたしております。  加えまして、令和3年度からは移住コーディネーターを配置いたしまして、本市への移住・定住を図るための情報発信、それから、相談対応を行っておるところでございます。  また、人口減少や少子高齢化が進行する中においても住み慣れた地域を持続可能なものとするために、地域版未来会議の開催、それから、まちづくり協議会の設立支援など、小学校区単位の協働によるまちづくりの取組を現在進めているという状況でございます。 53 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  今、担当課のほうからお話があったのは、去年の議会等でも何回もお聞きをしていっているんですけれども、結果的には右上がりになっていないと、このことが現実と思います。努力はしておられるから、努力はしていないとは言いませんけれども、そうは言いながら毎年減少をしていると。ここがやはり何か抜本的な見直しか施策の変更かをしなければ、令和4年が終わったとき、次のときにはまた同じような答弁があって、そして、見てみる数字は右下がりというふうになる。  自分が一つ不思議に思っていますのは、自分は70過ぎましたけれども、その頃というのは兄弟が非常に多い。自分も7人兄弟ですので、5人、6人、7人はざらだったんですよ、ほとんどが。それは食もあまりなかった、現金収入を得るところもなかった。米について、農家は供出前の上等の等級に入るのは全部供出してしまう。残った米に麦を入れて、それにもまだ芋を刻んで入れて、そして、子ども5人も6人も7人も育てていた。今は非常に現金収入は、えり好みをしない以上は多い。いろんなものがそろっているにもかかわらず、出生率というのは1.9とか2とか、どこに原因があるのかな。昔の人はそれだけ非常に厳しい生活の中で、6人も7人も8人も兄弟、子どもを育てた。にもかかわらず、今は豊かな仕事もある、現金収入もあるにもかかわらず、出生率が低い。これはどこかに要因があるからであって、そして今、担当課の3人の課長が言われたようなことの施策をしてきても、なおかつ右上がりにはならなくて、右下がりになっていると、ここには何か原因があるんではないかなと思いますが、市長、最高執行者としてどのようにお考えですか。 54 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  子育て支援につきましては、これまで高校生までの医療費助成等の財政的支援に加えまして、子育て世代包括支援センター「だっこだっこ」の設置など、妊娠、出産、育児に係る相談体制の充実を図り、子育て支援策に積極的に取り組んでまいりました。子育て世帯が働きながら子どもを産み育てるためには、保育環境の整備や職場の支援体制は欠かせないものと認識しておりまして、企業や団体に対しては子育てしやすい職場環境の構築を働きかけるとともに、さらに、子どもを産み育てる環境づくりを充実させるためには、地域全体で子育てを応援するという意識を高めていかなければならないと考えています。  市といたしましては、引き続き第2期松浦市子ども・子育て支援事業計画に基づく各種子育て支援策を推進し、子育てサービスの充実を図ることで、さらなる子育てしやすいまちづくりを目指してまいりたいと思います。  このような取組をしているにもかかわらず、なかなか増えないではないかという御指摘でございます。確かに御指摘のとおりだと思っています。しかしながら、これはやはり本市だけではなく、まず長崎県全体においても大変な課題であると思っておりますし、さきの知事選においてもこの点が非常に重要な論点になったと思っています。  今月就任されました大石長崎県知事も、子育て支援策に力を入れていくとおっしゃっておりますので、県と連携を図りながら、本市としても新たな支援策について検討してまいりたいと考えているところでございます。(降壇) 55 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  やはり一長一短にはいかない、いろんな組合せの中で現代の感覚というのも出てきているんだろうと思いますので、先ほどの3課長が言われる努力というのを自分は足りないんじゃないかと決して言うつもりはございません。一生懸命頑張ってある。ただ、それにおいても減少が続いているというところに、新たな考えといいますか、施策といいますか、感覚を置いて進めていく、どこでこのように伸びないのかなというところはしっかり踏まえていかなければいけないと思います。総合的な施策の中で組み込んでいっていただければなと思っております。  次に、2番目でございますけれども、幼児、そして児童、この子どもたちがまだ幼いうちに虐待が行われている。これを、虐待をした後に新聞に載って、そして、それで心を痛めるということではなくして、未然に防ぐその組織体制というのが非常に大事じゃないかなと。新聞等で知ると、児童相談所が連絡を欠落していた、警察まで連絡は行っていたけれども、教育委員会のほうに行っていなかった、教育委員会のほうに行っていたけれども、他のそういう組織に十分に伝わっていなかった、A地区であったのがB地区に転居していったにもかかわらず、B地区のほうに伝達がなされていなかった、そのような深刻な、非常に心を痛める事案が出てきております。  神奈川県では上田雄大君が亡くなりました。岡山では西田真愛ちゃん、この子も亡くなりました。福岡では松本笑乃ちゃん、それから、鹿児島になりますと大塚璃愛來ちゃん、この方々、新聞に載りましたので、皆さん御存じだろうと思います。  神奈川県の上田雄大君は、鼻を詰め、口を詰められて、そして、低酸素脳症で脳の中に酸素が入っていなかったことによる低酸素で亡くなりました。この新聞を見たときに、あと3人ほかに亡くなっておられました。4人亡くなっている。このような悲惨なことが神奈川県で起きております。  また、西田真愛ちゃんは5歳の命を絶たれてしまった。鍋の中に6時間立たされて、それをビデオに撮られて。誰がしたのか。親がそれをしている。それには、そこに同居する男性も関わっておる。このような悲惨な事故でございます。5歳の子どもを鍋に6時間も立たせると、残酷極まりないことでございます。  また、福岡の松本笑乃ちゃん、この子は打撲があちこちにあって、そして、脳の中に傷を負っているということで亡くなられたということでございます。  鹿児島は、特に児童相談所も保護を何回かしたにもかかわらず、その保護もむなしく、そこから退所した後、何か月もたたないうちに命を絶つ。全て親でございます。  このようにして、非常に残酷で心を痛む事件が起きていますけれども、これは私たち大人が非常に責任を伴うことでございます。どうかこの松浦でこのような事件、事故が起きないように、未然に防ぐその組織形態、体制をしっかり踏まえなければいけないと思いますが、それぞれ担当課のほうにお聞きをしたいと思います。これには公民館の生涯学習、教育等々も非常に深まってくることでございますので、心得を踏まえて、それぞれ担当課長の今のお気持ちと、今施策をしている現実についてお答えをいただきたいと思います。 56 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  児童虐待の相談、それから通告を受けた場合は、24時間以内に目視による安全確認を行うこととしております。松浦市の子どもさんたち、そういった虐待で命を失うことがないように常々緊張して対応しているところでございます。  そこで、子ども自身や保護者が保護や救済を求めていたり、既に虐待によって重大な結果が生じていたり、また、保護者へ指導しても虐待が繰り返されるおそれがある場合や、次に何か起これば重大な結果を招く、そういった可能性が高い行為が認められた場合には、児童相談所や警察と連携して児童の安全確保を第一に緊急一時保護を検討いたします。  仮に確認時点での緊急性が低かった場合でも、市の援助に対して拒否的、あるいは改善が見られないなど、保護者に虐待につながるリスクがある、また、虐待の影響と思われる症状が子どもに現れているといった場合には、サポート会議を開催して、児童相談所や警察、学校や保育所などの関係機関と虐待リスクの判定や支援の方向性、それから、役割分担を決めて支援を行っていきます。  そのほか、保護者の養育態度が不適切な状態や子どもに問題行動があるといった虐待の発生につながる可能性がある家庭環境が認められる場合は、市が主体となって学校や保育所などと連携し、地域的での継続的な見守りを行い、定期的に情報共有を行っております。  議員が懸念されました転出入の場合ですが、虐待リスクのある家庭が市外へ転出した際には、支援や見守りが途切れることによって重大な結果が生じないように、常に電話と文書による引継ぎを行っているところです。市としましては、妊娠期から保護者に関わって関係性を築くことで虐待行為に至る前に相談をしてもらえるように切れ目ない支援を行い、家庭環境において虐待につながる要因がないか、保護者や子ども自身のリスク、それから、養育環境のリスクをアセスメントして、さらに、学校や保育所を訪問して、気になる児童や支援が必要な家庭がないかどうか情報を集めるなどして未然防止に取り組んでおります。  いずれにしても、虐待を見逃すことがないように、児童や保護者を守ろうという市民の意識を高めて、そして、児童や家庭の心配の状況や変化にいち早く気づいて、市や児童相談所に情報を寄せていただくことが児童虐待を未然に防ぐことにつながるというふうに考えております。  以上です。 57 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  学校における児童虐待の未然防止につきましてお答えをさせていただきます。  令和2年6月に文部科学省が改訂版として発出をしております学校・教育委員会等向けの虐待対応の手引、この手引を参考に日頃から観察を通して、まずは虐待があっていないのか、虐待の早期発見に努めているところでございます。  特に教職員は虐待を発見しやすい立場にあるということを自覚した上で、身体的虐待予防の観点から、児童生徒の日々の観察の中で不自然な外傷がないか注意深く観察をしたり、あるいは学期ごとに体重測定等を行います。そのときに、衣服の汚れ、体重の急激な減少がないかを確認したりしておるところでございます。  また、児童生徒へのアンケートや教育相談を定期的に行い、虐待の早期発見に努めるよう指導もしているところでございます。  また、児童生徒が長期欠席をしている場合には定期的な家庭訪問を行い、子どもの安全確認に努め、必要に応じて関係機関と情報を共有し、対応するようにしております。  加えて、要保護児童等の状況を学期に1回、学校から子育て・こども課へ情報提供もしているところでございます。  また、7日以上の欠席、1か月通算10日以上の欠席の児童生徒につきましても、毎月、学校教育課へ報告があり、本課と子育て・こども課とで情報共有しながら虐待の未然防止に努めているところでございます。  次に、学校内で虐待の疑いがあるケースを把握した場合、この対応につきましては、まず、発見した教職員は速やかに管理職へ報告するということとしております。報告を受けました管理職員は、虐待の事実が必ずしも明らかではなくとも、虐待が疑われる場合は学校教育課への報告と子育て・こども課への速やかな通告を行うよう指導しているところでございます。  学校から虐待が疑われる事案の報告を受けた場合、子育て・こども課を兼務している学校教育課の指導主事がおりますので、速やかに子育て・こども課と情報を共有して、迅速な連携、対応ができるような体制を整えているところでございます。  以上です。 58 ◯ 生涯学習課長(松永秀樹君)  生涯学習課からお答えさせていただきます。  近年、インターネットの普及などにより、少数家族の家庭内であっても親と子の絆が希薄になりがちな現代社会において、地域の社会教育の中心的役割を担う公民館の役割は大変重要であると認識しております。  大人にとっては講座を通して人と出会い、世代を超えて学び、語り合える場であり、子育てなどについて情報を交換する場でもあります。また、子どもたちにとっては放課後や長期休暇中に様々な体験や交流活動を可能とする学びの場であるとともに、悩みを相談できる場所になっていると思います。  さらに、地域に密着した公民館だからこそ、大人、子ども、様々な世代のちょっとした変化にも気づく場ともなり得ます。この公民館活動の役割、機能を十分に果たすことで、虐待の未然防止、早期発見にもつながると思いますので、今後とも活動の充実に努めてまいりたいと思います。  以上です。 59 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  今それぞれの担当課長が申されましたけれども、要は連携がなされていない、警察までは察知されておったにもかかわらず、その後が尻切れとんぼ、児童相談所を退所して、それから何か月もせんうちに事件が起きているというふうに、やはりそこのところのもう一歩踏み込んだ連携、組織の充実というのを図っていなかった。だから、ずっと前に質問したときは、そのように新聞沙汰にされる児童相談所の職員は能力がないからだと言いました。その能力のない児童相談所の所長を任命する任命権者も能力がないからというふうに厳しく申し上げました。新聞に児童相談所の専門的な知識がないと載る以上、やはりしっかりとそこは踏まえて対応していかなければ、尊い尊い、今から何十年と人生を謳歌するであろう子どもが命を絶たれる。誰が絶たせているのか。他人じゃなし、自分の親が我が子どもを絶つ、ここが非常に深刻な事件だと、事故だと思っております。  くれぐれもしっかりとそこのところを踏まえて、そこを担当する者、そして自分たち、自ら大人がアンテナを立てて、そして、少し異常なところが見受けられることは素早く未然に防止するということが必要であろうと思っております。このことについて、総括的に教育等々をつかさどる教育長はどのように心情を持っておられるのか、教育長の立場としてどのように教育界でこのことについて問題視されておるのかをお聞きしたいと思います。 60 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  児童虐待のニュースが流れるたびに胸が締めつけられる思いがいたします。虐待は子どもたちの心と体をむしばみ、幸せに生きる権利を奪う決して許すことのできない行為です。虐待の未然防止、早期発見、迅速な対応のため、先ほどそれぞれの課長が答弁しましたように、各課の取組はもとより、行政と学校や保育所、また、児童相談所や警察などの関係機関が緊密な連携を取りながら取り組んでおりますけれども、今後なお一層の連携を強化してまいりたいと思います。  私は、虐待防止には子育てに悩む保護者の方に寄り添い、必要な支援をすることが最も大事だと考えます。親は子育てについて学ぶ場、相談する場、そして、親同士が悩みを出し合い助け合う場、現在も子育て・こども課においてそうした取組はしっかりと行われていると思いますが、教育委員会におきましても、学校におけるPTA活動や公民館の機能を生かした研修講座や地域の住民の交流の場を生かして、そういったことを通しまして、この虐待防止のために一層取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 61 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  岡山の西田真愛ちゃんは、鍋の中に6時間立たせられて、ビデオに撮られていた。鹿児島の璃愛來ちゃんは、浴槽の中に沈められて溺死をしている。非常に残酷。先ほど申しましたように、誰がしたか。親がしているんですよ。非常に残酷。このようなことが松浦市から起きないように、くれぐれも役所の理事の皆さんだけじゃなしに、大人みんながしっかりと温かい目配り、気配りをしながら、アンテナを立てて未然に防止する、このことで松浦市が住み続けたい松浦になればなと思っております。  3番目に、市内商店街の購買力の意識向上について。  これは消費者はどこで買おうと勝手でございます。しかし、市外の量販店で幾らで安かったとよと言って買ってこられる。しかし、松浦には税金は落ちません。200円高くても松浦市にある品物は松浦で極力買っていく、そして、松浦に税金を落としてもらって、その税金がまた子ども、老人の方々に還元できる、そのようなお金の回り方をしなければいけない。今は道はよいし、車の性能はよし、高速道路はできたし、半日も何時間もかからんで松浦市外に出ることができる。そして、いい品物だったよ、安かったよと言って買われるけれども、そこにお金は落ちても松浦には戻ってきません。そのことからすると、松浦市内の商店街、店、居酒屋、全てシャッターが下りることのないようにして、そして、松浦市に税金を納めてもらって、その税金が松浦市の市民に潤ってくる、このようなシステムをしなければいけないと自分は肝に銘じているんですけれども、どうかそのようなところで、それを担当する課長がどのようにお考え、どのような施策をしておられるか、単刀直入にお聞きいたしたいと思います。 62 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  市内商店街の維持、存続のためには、議員御発言のとおり、松浦で買えるものは松浦で買ってもらうというような意識啓発活動は重要であると考えておりますし、また、市民の皆様が松浦で買物をしたいと思ってもらえるような魅力ある商店街づくりもこれまでどおり取り組んでいく必要があると考えております。  最近では、コロナ禍の中、夜間営業を控えざるを得ない飲食店がテイクアウト事業を実施する際、「あのお店を守れるのは、私たち「松浦人」だけだ。」というキャッチコピーのチラシを商工会議所が作成し、経営の維持が困難な飲食店支援のため、市民の皆様に利用促進を呼びかけました。  市といたしましても、市内商店街の維持、存続、そして、活性化を図るためにも、魅力ある商店街づくりの施策や支援と併せ、このような自分たちの商店街は自分たちで守るんだという意識づけの観点も取り込みながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 63 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  私たちのほうから買いなさいとか、それは消費者の自由でございますけれども、自分は意識づけというのが非常に大事かなと。今、課長が言われるように、おらたちの地域のおらたちの商店街、居酒屋、全ていろんなお客さんを相手に商売しておられる方々が、今はコロナであっぷあっぷしておられるというのが実情だろうと思います。どうか一品でも二品でも、同じおらたちが住んでいる地域の商店街で少しでも潤いができてきて、そして、シャッターを落とすことなく、先祖から経営している家族の商店を大事にしていこうというふうに皆さんと共に意識づけをするべきじゃないかなということでいたしました。この件について、松浦市の今、商店街はどういう実情でどういうふうな心情かというのは非常に厳しいところがあろうと思いますけれども、行政の担当の市長として、そこのところをお伺いしたいと思っております。 64 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  松浦で買えるものはできるだけ松浦市内で買っていただく、私もそういった意識の持ち方は非常に大切であると考えています。また、市民の皆様一人一人がこのような意識を持っていただければ、市内の商店街も活性化すると考えているところであります。  現在、新型コロナウイルス感染症の影響により市内商店街は疲弊をしており、今後、ウイズコロナ、アフターコロナの時代を迎える上で、このような意識の持ち方は一層大事になってくると思っております。  このようなことから、市では令和2年6月に松浦市市内経済循環と市外需要の獲得の推進に関する条例を制定しておりますので、この条例に掲げる基本理念に基づき、市民の皆様と一緒に取り組んでまいりたいと考えております。そのためには、この条例の適切な周知に努めてまいりたいと思っております。  いずれにいたしましても、私をはじめ市職員が、松浦で買えるものは松浦でという意識をまず持つこと、こういうことも大切であると思いますし、それぞれの日々の生活を営んでいく上で、こういった考え方が大切でありますので、市民の皆様にもそのような意識を持っていただけるように周知に取り組んでまいりたい、そして、意識の醸成に努めてまいりたいと思っています。(降壇) 65 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  先ほどから申し上げますように、消費者はどこで買っても自由でございまして、私どもがどうのこうの言うことでは全くないわけでございます。しかし、松浦市にずっと前から家族で細々と商店を開き、今も続いている店もございます。この方々が希望を持てるような、少しずつ潤いの出てきたよと言えるようにして、店を閉めようと思っていたけど、コロナも落ち着いてきたし、また頑張ってみようかな、孫も後を継ぐよと言っているからと、そういうふうな希望のある、そういう世の中にしていく。そのためには、先ほど市長が申しましたように、できるだけ松浦にあるものは松浦で買おう、それが結果的には、松浦のいろんなお客さんを相手にする商売の方々が潤いを享受できる一つだろうと思っております。
     どうぞそういう気持ちで、ここにおられる皆様方、松浦市民の皆様方、できる限り松浦市でお金を落として、松浦の商店の方々が潤いができて、いろんなイベントができるような世をつくっていければと思っているところでございます。よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、空き家対策でございます。  空き家対策については、今までほかの議員の方が質問しておられますけれども、自分が意図するところは、長い長い年月、空き家になるまで、そこには孫さんが生まれ、そして高齢者の方がおられ、潤いをし、笑いがあり、悲しみがある、そういう歴史を家族みんなで分かち合ってきた家でございます。この家が、跡を継ぐ者がいない、手だてがないということで空き家になっている、あまりにもそのまま、窓も割れて風が入ってきて、そして、日に日に老朽化していくのは忍び得ないな、何とか活用の方法があればいいなと思って質問をしようとしたところでございます。  特に田舎の民家、空き家は、材料は太くて非常に頑丈にできています。これを少し手だてするだけで、都会の生活から田舎の生活に戻ろうと長年思っていたけれども、今回思い切って田舎のほうにという方々に対して迎える住居があればなと。しかも、広々とした農家の家、そして民家というものがあればなと思って質問したところですが、担当課として、今現在、空き家というのがどのような現状、実情になっているのか。これの空き家対策と耳には自分は何回も聞きますけれども、どのような対策をしているのか、今現実のことについて担当課の課長からお聞きをいたしたいと思います。 66 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  お答えいたします。  本市におきましては、平成29年度から市内の空き家の有効活用としまして市内への移住・定住を促進し、地域の活性化を図るため、松浦市空き家バンクに取り組んでいます。  松浦市空き家バンクとは、空き家の所有者が売買、または賃貸借を行う意思のある空き家を空き家バンクに登録してもらい、ホームページ等で利用希望者に紹介する制度になります。これを今やっております。 67 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  空き家バンクは非常に年々増えてきています。その中でも、ほかの議員が言っておられますように危険な空き家もございます。そして、一番の心配は、そこに若者がたむろして火災とか──どこから入ってきているのか、どこの子どもたちか分からないのがたむろするということもあるでしょうし、有効活用ということからして、空き家バンクというものをより一層、視点を変えてよりよい空き家の生かし方というものをしていただければなと思っております。これも一概に、これは一番基本は所有権というのがありまして、勝手にどうのこうのできないと。だから、空き家だから、これをどうするというわけにいかない。その親族、そして、所有権者の承諾を取ったりしなければいけない。非常に難しいところもありますので、そこあたりはよく兼ね合いしながら、空き家対策をしていただければなと思っております。  最後でございますけれども、未来永劫、最良の住環境で持続的に続いていく、そういう施策というものについて質問をいたしたいと思います。  住環境というのは、生きていく上において最も重要なことでございます。毎日、夜も昼も朝も、寝ていても風呂に入っていても騒々しいところというのは最良の住環境とは言わないわけでございます。企業誘致も行き当たりばったりでしてもらって困るわけでございまして、する場合は住環境というものを最大限考慮した上での企業の設置というものに重きを置かなければいけないんじゃないかなということで思っております。  先ほど議員が言われたように、法知岳の風力についても、私たちは絶対反対。ただの反対ではないんですよと。絶対反対をしていきます。なぜか。それは最良の住環境にはならないというふうな気持ちを持っています。もうほとほと困っているのが上木場。市長も十分承知の上だと思います。上木場地区の方々はほとほと困っています。これがもしそうなると、孫もひ孫もここには住まないだろう、お墓もどこにあったか分からんごとなるだろう、そのようにしてほとほと参って、御夫婦で我が家に来られて、切々と苦痛を言われました。私は、この方々を住環境の最悪の谷底に突き落としてでもこれを進めていくということは相ならないと思って、反対は反対、絶対反対をしていく。  私たちは、市長、誤解してもらったら困るんですけど、市長や長崎県、国が進めておる脱炭素、再生可能エネルギー、地球環境に優しいということには大いに賛成しているんです。だけれども、それを進めるがために一部の集落を犠牲にしてまで進めなくても、ほかに場所があるではないかと、そこにしなくてもと思っているんです。ここの地域には板樋という市から離れている自治会があります。柏木があります。赤木があり、笛吹があり、横辺田があり、そして、たのしか保育園があり、上志佐保育園、小学校がある。そこの風力発電の真下には小学校も保育所もある。そして、ほとほとたのしか保育園の園長先生も困っておられる。ここにしたら、子どもたちの健康は保証ができないということを言っておられます。こういうことからすると、住むにしても、地域をしっかりと自分たちは踏まえていく。そのためには、本当に人情味のあって、のどかで穏やか、そのような集落、里山を未来永劫ちゃんと孫、ひ孫の代にも残していかなければいけないという私たち、今時代の人間たちの、これは自分の強い気持ちでございます。  これについて、今どのように法知岳というのがあるのか。笛吹ダムの上にも適地があるというふうに聞いていますけれども、造っても、これほど7団体が今反対しています。これも絶対反対。この人たちを踏まえてでもそのノルマを達成するとしておられるのか。しかも、上志佐の笛吹ダム周辺に13基とか数をちょろちょろ聞きますけれども、そのようなことが法知岳の上、それを笛吹ダムの上にするとなると、全く同じ条件、それよりも場所を変えてくださいと言っているんです。人里離れたところに、これだけの反対者がいないところにしてくださいよと言っているんです。  だから、元市長にも言っておりました、家に来られたから。あなたは市長として、この分断になりかけているのをまとめるのがあなたの立場じゃないとですかと、市長をしていたあなたは。分断してでも建設していくんですかというふうに言いました。だったら、あなたの家の前に立てなさい、建設推進をする人たちの庭先に立てなさいと自分は言っているんです。人様の前には立てて、近くには7団体が反対しているところに立てて、自分の住んでいる庭先に立ててと言ったら、それは嫌ですよと、そんな虫のいいことを言ってもらったら困りますよ。みんなで先祖代々、おらたちの地域はおらたちで守っていく、そのような住環境をしていかなきゃいけない、このように思っております。  キャッチフレーズに住み続けたい松浦と載っていますけど、住み続けたい松浦にしていないじゃないですか、このままいけば。そこのところをしっかり踏まえて、担当課が今どのような考えでどういうふうに進んでいこうとしているのか、まず担当課長からお聞きをしたいと思います。 68 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  事業が営まれる際の住環境への配慮について、地域経済活性課としての考えをお答えいたします。  企業を誘致する際には、雇用の問題や事業の継続性などの側面だけではなく、地域と共存できるか、地域に貢献できるか、環境に配慮できる企業かどうか、そういった面も総合的に判断することが必要だと考えております。  そのほか、様々な事業が営まれる際にも、その地域に住む方々の住環境に配慮していただく必要があると考えますし、そのためには地域と情報共有し、理解を深めながら進めていただくことが大事なことだと考えております。  以上です。 69 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  今回、選挙期間中、選挙カーの中に寄ってこられる方々がおられました。上志佐の人たちも、ほかのところも、畜産関係をしておられる人たち、手をしっかり握って、何が何でも反対してくださいよと。私は途中挫折はしませんと言っております。十四、五年たってから水俣病のような悲惨な症状が現れるかも分からない。予測不可能ですけれども、万が一なったときに、今生きている自分たちの責任でございます。十四、五年たって公害に認定されたときに、111名の水俣病の患者さんが認定される、そのようなことがこの法知岳周辺で、松浦であっては絶対ならないと思っております。このことをしっかり踏まえて、どうか執行権者の市長、しっかり心して行政としての判断をしていただければと思っております。  今は判断ができないかも分かりませんけれども、自分たちは行政に対する信頼度は全くありません。栢木の山の所有者、前も申しました。勝手に伐採して、そして測量をする。こんなことが今どき非常識極まりない。それと、池成地区で推進しているように聞こえた言葉でしたけれども、一部の人間たちだけで文書の取り交わしをし、その池成地区のほかの人たちは反対なんですよと言っておられる。その人たちからすると、あたかも池成地区全部で賛成しているような言い方に聞こえておりますが、全くそうではない。特に畜産の方々から非常に心配の声を聞いております。それ以外の方もおられます。それから、7団体以外の里の人たち、まち部の人たちからも応援を一生懸命していただいておりますので、そこを踏まえて、市長、これからの判断にはしていただきたいと思います。このことについて市長の見解をお聞きしたいと思います。 70 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今回、法知岳に計画をされております風力発電事業に対し反対の意思表示をされている方の中で、地域として反対されている栢木、横辺田、赤木、笛吹、こういった方々について市としても再生可能エネルギーの推進をしている。そして、その中には風力も含まれているということから、どのようなことについて不安なのかということで、直接お会いをしてお話をしました。その中で、この法知岳についての説明会を設けていただきたいとこれらの方々にお願いしておりましたので、なぜこの説明会を受けていただけないかということをお尋ねしたところ、まず、事業に対する不安があるということでありました。この不安については、まずは法知岳の事業に対する不安については、これはやはり事業者にしっかりお尋ねになっていただかなければ私どもが説明して解決することはできないと考えました。  またあわせて、事業者への不信感というものを強く挙げられました。これについては、やはり事業を進める方々がしっかり丁寧に説明を何度も何度も、それこそ足しげく通っていただいて、その不信感をまず払拭していただかなければならない。この不信感を払拭するのは、行政の努力で何とかできるということではないということを感じたところであります。  そのようなことからも、まずは法知岳で進められている計画については地域との信頼関係を構築していただくように、事業を推進している事業者にお願いをしたいと考えているところでございます。  あわせて、本市が進めている再生可能エネルギー推進計画の中で、ゾーニングをする中で笛吹ダムの上が適地、候補地の一つとなっております。これについては、先ほどの質問でもお答えしましたとおり、風力発電機から半径800メートルに民家が含まれるところはゾーニングの中で外していきましょうということで適地として選んだのがその地域でありますので、これは、その効果や、そしてその地域への貢献など、こういったものをしっかり丁寧に説明をして、地球環境に優しい再生可能エネルギー、こういったものが果たしてどのように地域の皆様方に貢献できるのか、こういったこともしっかりお話合いをしながら、御理解をいただけるようにこの点は努めていかなければならないと、このように考えているところでございます。(降壇) 71 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  ここにお集まりの皆さん方、自分のすぐ近くに風力ができて、寝ても起きても、風呂に入っとっても、いつも低周波、びくびく。このような建造物を立てるということに賛成をされればいいでしょうけど、そのほうになったら目の色変えて絶対反対と言う。そして、人様の近くなら、民主主義はそうでなければ通っていかないと。そんなぐらいのことで生活の住居の安定と、安らかでぐっすりと寝れるような世の中というものが築き上げられていくのかなと思う。人様のところはよくて、自分のところは絶対反対と、そういう人に限って言ってくるんだろうと思います。  私はこれから先、限りなく、さっきも言いましたように市民に寄り添って、市民の苦境の中で一緒に痛みを分かち合いながら頑張っていく。もう一度申しますけど、再生可能エネルギー、脱炭素、地球温暖化、地球に優しい施策というものについては、たのしか保育園も上志佐保育園も横辺田も笛吹も赤木も栢木も賛成なんです。大賛成なんです。しかし、人家の近くにこれだけ不満の7団体がしているにもかかわらず、それに業者が造ると言うのかなと。だから、東京から最高執行権者という方が来られまして、あなたの会社は大したことない会社ですねと面と向かって言いました。何でですか。人様の森林を勝手に切って測量するような会社は初めて聞くよというふうに言いました。そこが信頼が全くなくなってしまった。だから、あれから全く自分たちの地区辺りに説明をさせてほしいという声はありません。それぐらいの会社だろうと思っています。だから、信頼はなくなったんですよと各自治会は言っている。そこのところをしっかり踏まえて、今後、理事者、総合的に判断して、よりよい里山、そして、住み続けたい松浦の環境をつくっていただければと思って、質問を終わります。ありがとうございました。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 72 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって鈴立議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、 本日はこれにて散会いたします。       午後0時14分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All 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